ファクタリングって高利貸しと同じですか?

よくある質問

ファクタリングって高利貸しと同じですか?

ファクタリングについて、

「高利貸しですか?」と言う質問があったので回答していきますね。

Question

テレビでも取り上げられているのを見るのですが、
ファクタリングって社会問題になっている様に感じるのですが、
どうなのでしょう?
社会問題のわりにファクタリング会社って結構ありますよね?
私の印象は「高利貸し」なんです。
本当のところはどうなのでしょう?
Wikipediaによりますと、
「他人が有する売掛債権を買い取って、その債権の回収を行う金融サービスを指す。」とあります。
実態は高利貸しなのに、何か抜け道を作って運営されているのでしょうか?
どの様な仕組みで法律を回避しているのでしょう?
分かったら教えてください。

Answer

ファクタリングは、
「貸金業」とも「金融業」でもありません。
しかし、完全に合法な商売です。

ファクタリングは・・・例えば・・・

ファクタリングを申し込んできた人をAさんとして、
そのAさんのお客さんをBさんとします。

AさんがBさんに何かを売っていて、
その売った商品の債権がAさんの手元にあるとします。
Aさんが急に手元にお金が必要になった場合、
Bさんからお金を回収するには締め払いの期間があるので、
その債権では、すぐには現金が入りません。
そこで、
次に何を考えるかと言うと、
「どこかからお金を借りる」か、
「貯金を持ってくる」か、
位しか方法ってありませんよね。

そこで、
「貯金が無かった場合」、
「どこかからお金を借りてくる」と言う方法になるんです。

じゃぁ、
お金を借りるには、
「銀行」なのか、
「街金」なのか、
「それ以外の誰か」になりますよね。

しかし、
「街金」や「それ以外の誰か」からは借りたくありません(仮に)。
そうなると、
「銀行」から融資を受けないといけません。
しかし、
「銀行」からお金を借りるには、
審査も厳しいですし、
融資されるまで、それ相応の時間がかかります。

そんな時に、
可能性として出てくるのが「ファクタリング」と言うサービスなのです。

ファクタリングは、
お金を貸すのではなく、
「債権を買い取る」と言う方法なのです。

例えば、
AさんはBさんに300万円の商品を売っていた場合、
AさんはBさんに300万円の債権を持っている事になります。
そこで、
ファクタリング会社に、
その300万円の債権を買ってもらうんです。
これで、
Aさんは銀行にも街金にも他の人にも頼らずにお金を手に入れる事ができるんですね。

じゃぁ、ファクタリング会社はどうやって儲けているのか?と言うと、
300万円に対して手数料を付けるんですね。

<手数料を解説すると>
ファクタリングの手数料を3%とした場合、
300万円の3%をファクタリング会社は手数料として儲ける事ができるんです。
つまり、
Aさんがファクタリング会社に300万円の債権を売却して、
ファクタリングの手数料が3%の場合、
Aさんは、300万円の債権を291万円で買取られるんです。
そして、
ファクタリング会社の儲けが9万円となります。

このファクタリングの方法は全くの合法で、
お金を調達する方法としては、
推奨されています。
いかがでしょう。
ご理解いただけますでしょうか?

ファクタリングは、
今までのお金の仕組みを考えると、
理解不能な物かと思います。
しかし、
新しいお金の調達方法と言って良いと思います。
もし、質問者さんが経営者または個人事業主で、
急にお金が必要になった時は、
お金の調達方法の一つとして視野にいれておくと良いと思いますよ。

ファクタリングをもっと詳しく知りたい方はコチラ!

ファクタリングは違法ではない?

ファクタリングとは?

ファクタリングは貴方や企業が保有している売掛債権(売掛金)をファクタリング会社に買ってもらい、
早期に現金化させて資金調達する仕組みを言います。

と簡単に説明しましたが、
これだけだと違法な取引なのではないか?
と疑ってしまう経営者の方も多いと思います。

そこで、
ファクタリングのメリットを解説していきます。

ファクタリングを利用するメリット

①売掛金を早期に入手する事ができる
②貸借対照表に負債計上されない
③売掛先の倒産による売掛金の未回収リスクを負わなくても良くなる

などがファクタリングのメリットになります。

またその反対に、
ファクタリングのデメリットはコチラ

ファクタリングを利用するデメリットは

①調達できるお金の額は、売掛債権の額の範囲内になってしまう。
②利用すると手数料が取られる

などがファクタリングを利用するデメリットとなります。

ファクタリングが違法ではない理由

ファクタリングが違法ではない理由は以下の通りです。

①債権譲渡は法律で認められている

民法第466条(債権の譲渡性)
債権は譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りではない。
ファクタリングは売買契約に基づいた指名債権譲渡による資金調達サービスであり、
金銭を貸し借りではありません。

この事から、
ファクタリングが違法ではないと言う事が分かると思います。
つまり、
ファクタリング会社が貸金業未登録でも違法性は全くなく、
取引自体も法律にもとずいていると言えます。

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