ファクタリングのノンリコース(償還請求権なし)とは?

よくある質問

ファクタリングのノンリコース(償還請求権なし)とは?

ファクタリングを利用するにあたって、
いろいろなファクタリング会社のHPを参照して、
「ノンリコース(償還請求権なし)」と言うワードが出てきたと思います。
「ノンリコース(償還請求権なし)」とは、
「貴方が返さなくても良いですよ!」と言う請求の権利の事です。
もっと詳しく書くと、
「ファクタリングで、買取った債権のリスクは私どもが負います」。
と言う意味です。

この意味をしっかり把握していないと、
大変な事になりますので、
理解しておいた方が良いです。

ノンリコース(償還請求権なし)とウィズリコース(償還請求権あり)

ファクタリングには、
「ノンリコース(償還請求権なし)」と「ウィズリコース(償還請求権あり)」とがあり、
それぞれメリットとデメリットがありますので、
これを知らずにファクタリングの契約をしてしまうと、
思わぬトラブルに巻き込まれる事もあるので、
充分に理解しておきましょう。

ウィズリコース(償還請求権あり)は買取った債権の償還を求められる事

ウィズリコース(償還請求権あり)と言う言葉は、
金融業界で使われる専門用語で、
「手形が倒産や不払いなどにより回収できないときに、
手形の流通をさかのぼって裏書人やまたは保証人等に対して支払いを請求する」ことを償還請求と言います。
つまり、
本来、支払い義務を持つ人から支払いをしてもらえないので、
自分の前に手形を持っていた人に補償を求めると言う権利の事です。
ファクタリングで言うと、
ファクタリング会社が貴方の持っている債権を買い取りましたが、
債務責任を持っている会社が倒産してしまって、支払いに応じられません。
そんな時は貴方に支払っていただきますよ。と言う意味です。
つまり、
「買い取った売掛債権が回収できなかったから、元々債権を売ったあなたが責任を持って払ってね」と言う意味。
それでは、
その逆の「ノンリコース(償還請求権なし)」は?

「ノンリコース(償還請求権なし)」は買取った債権の償還を求めないと言う事

貴方から買取った債権の債務者が倒産してしまったりして、
債権の回収が出来ない時でも、
ファクタリングで買取った債権は、
私共(ファクタリング会社)の方に責任があるので、
貴方に請求する事はありません。と言う意味です。
現在のファクタリングは、ノンリコースが主流なので、
心配はありませんが、
契約時にしっかり確認しておく必要があります。
とは言っても、
ファクタリング会社によって契約方法は異なりますので、
契約時にしっかり確認しておく必要があります。

日本のファクタリングではノンリコースがほとんど

ファクタリング会社のホームページに、
「ノンリコースだから安心!」と言うフレーズが書かれているのを見た事があるのではないでしょうか。
日本のファクタリング会社では、
売掛先が倒産したりして回収できなくなっても、
貴方が責任を負わないノンリコースの契約が主流なので安心してください。
しかし、
そうは言っても、
契約方法はファクタリング会社によって違ってきますので、
契約時にはしっかり確認はしてください。
利用者の立場から言うと、
ファクタリング会社は、売掛先の経営状況や財務などを充分審査したうえで債権を買い取って、
利用者からは、必要な利益となる手数料を受け取っているので、
倒産のリスクは、
ファクタリング会社がリスクを負担して欲しいと言うのが利用者側の心理でしょう。
そう言った考えから、
現在は「ノンリコース」で契約してくれるファクタリング会社がメインとなっています。

「ノンリコース(償還請求権なし)」のメリット&デメリット

ノンリコースの最大のメリットは、
売掛先の倒産リスクや払えなくなった時のリスクを負わなくても所です。
取引をしていると、
どうしても、倒産や払えなくなるリスクは付いてくる物ですが、
そのリスクを負わなくても良いと言うのが最大のメリットと言えます。
もし、
売掛先が倒産したり払えなくなっても、
ファクタリングの利用者に、
債権の請求が来る事はありません。
ファクタリング会社と債権の売買契約が成立していたら、
債権売買後の集金の心配をする必要ないので安心です。

その一方、
デメリットも存在します。
売掛先からの回収ができなくなった場合、
損害を全てファクタリング会社が負うわけですから、
ノンリコースの契約をすると、
大きなリスクとなります。
最悪の場合、
もし、売掛先が倒産した場合や支払いを出来なくなった場合、
会社の存続の危機に会う事になってしまいます。
その為、
手数料を高めに設定する事で、
収益を増やしたり、
リスクを相殺しようとします。
もちろん、売掛先の経営状態にも左右される事なので、
想像より高い手数料を取られる事にもなってしまいます。

「ウィズリコース(償還請求権あり)」のメリット&デメリット

ウィズリコースの場合、
ファクタリング利用者が売掛先の倒産や払えなくなった時のリスクを負う事になりますので、
ファクタリング会社としては、
全くリスクの無い状態で売掛金の買取をする事ができます。
ですので、
ファクタリング会社は、
ファクタリングのリスクに備える必要は全く無いと言って良いのです。
そして、
売掛金を回収できなくなった場合、
ファクタリング利用者が全てのリスクを負うわけですから、
ファクタリングで資金繰りを改善するところか、
利用する前より経営状態を悪化させる可能性も考えられます。

ノンリコースとウィズリコースの使い分けの方法

ここまでノンリコースとウィズリコースの違いと、
メリットデメリットを解説してきました。
それでは、
実際にファクタリング契約を結んでファクタリングを利用する際に、
どんな形で使い分ければ良いのでしょう。

・基本的にウィズリコースを利用しない

基本的にはウィズリコースは利用しない方が賢い選択方法と言えます。
ウィズリコースを選択すると、
手数料が安くなるだけで、
売掛先の倒産や払えなくなるリスクを負わないといけないので、
ファクタリングを利用したばっかりに、
二重の負担を強いられる可能性も出てきてしまいます。
ただ、売掛先が絶対に倒産や払えない状態にならないと言う自信と、
手数料をどうしても安く抑えたいと言う思いがあるのでしたら、
これ以上は言う事はありませんが、
リスクを負わなくても、
手数料の安いファクタリング会社もありますので、
あまりお勧めできる方法ではありません。

・殆んどのファクタリング会社がノンリコース

現在のファクタリング会社がノンリコースとなっています。
つまり、
しっかりリスクを負って売掛金を買い取ると言う方法を取っているので、
手数料は多少高くなってしまいますが、
万一の時の心配や損害補償をする必要がないので安心です。
しかも、ほとんどがノンリコースなので、
色々なファクタリング会社を比較しながら選ぶことも可能となります。
特に、大きな額の売掛金の買取をお願いする場合は、
ノンリコールを選択するべきです。
売掛金が大きければ大きいほど、
ウィズリコースのリスクは大きくなりますし、
もし、潰れた時の損害は計り知れません。

「ファクタリングのノンリコース(償還請求権なし)とは?」はいかがだったでしょう。
今回はファクタリングのリスクについて解説しました。
何でもそうなのですが、
契約を交わす時、皆さん、面倒くさがって全てに目を通さない方が多いんです。
しかし、
こうやってポイントとなる部分が分かっていれば、
全て読まなくても、
所々を読み込んでいけば、
リスクを回避する事ができます。
ファクタリング会社を使って資金調達を考えているのでしたら、
リスクになる部分はしっかり読んで、
リスク回避をする様にしてください。

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